くるみん認定制度とえるぼし認定制度
日本の急激な少子化の少子化の進行に対応して、時代の社会を担う子供達の健全な育成を支援するために
次世代育成支援対策推進法が施行されたり、女性の個性と能力が十分に発揮できる社会を実現するために
女性活躍促進法が施行されており、それぞれに認定制度があります。
今回はこれらの認定制度とメリットについて見ていきましょう。
くるみん認定制度とは次世代育成支援対策推進法に基づき一般事業主行動計画を策定した企業のうち、計画
に定めた目標を達成し、一定の基準を満たした企業が都道府県労働局へ申請を行う事で「子育てサポート企業」
として認定を受けることができる制度です。
なお認定にはくるみん認定、くるみん認定よりも基準が緩和されているトライくるみん認定があり、より高い水準
の取組を行った企業が一定の要件を満たした場合に申請を行う事で、プラチナくるみん認定を受けることができます。
えるぼし認定制度とは、女性活躍推進法に基づき一般事業主行動計画の策定及び策定をした旨の届出を行った
事業主のうち、評価基準を満たす事業主が都道府県労働局へ申請を行う事で「女性活躍促進企業」として認定を受
ける事ができる制度です。
なお認定の段階は評価基準を満たす項目数に応じて3段階あります。
またえるぼし認定を受けた事業主のうち、一般事業主行動計画の目標達成や女性の活躍促進に関する取組の実
施状況が特に優良である当の一定の要件を満たした場合に申請を行う事でプラチナえるぼしに認定されます。
くるみん、えるぼし共に認定を受けるとそれぞれ以下のようなメリットがあります。
くるみん えるぼし ― 働き方改革推進支援金の低金利での利用 くるみん助成金(最高50万円) 女性活躍加速化助成金(30万円) 商品や名刺、求人票等への認定マークの表示 公共調達における加点評価 賃上げ促進税制の法人税額控除率の5%上乗せ
なお賃上げ促進税制の法人税額控除率の5%上乗せを受ける条件は以下の通りです。
青色申告書を提出する全企業(大企業)又は個人事業主の場合:プラチナくるみん or プラチナえるぼし
青色申告書を提出する従業員数2,000人以下の企業又は個人事業主の場合:プラチナくるみん or えるぼし三段階目以上
青色申告書を提出する中小企業者等又は従業員数1,000人以下の個人事業主の場合:くるみん以上 or えるぼし二段階目以上
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